「ちょっと木を切りに行く会」に参加した話

作品の話が多いけど、面白いことは共有したいなーと思って、先日の体験談を書いていきます。


先日、栃木県内で林業をやってる中村さんの仕事場にお邪魔してきました。
中村さんはわたしと同じくOHYA BASEのメンバーでした。
不動産とか建築系でお仕事してきた人で、最近は林業なのかな、合ってる?笑
(OHYA BASEのnoteにもインタビュー載ってたからそちらもぜひ!)

ミーティングの時にいろいろお話を聞いてたら、
中村さんがやりたい「林業を知ってもらうための場」というと堅く聞こえるけど
このビジョンがなんだかやたらと面白くて、BASEのメンバーたちとまずは試運転してみよう!
と盛り上がりました。


その名も「ちょっと木を切りに行く会」🌲🌳


このネーミングもいいよね。
とりあえず初回はわたしだけだったんですが現場の山へ行ってまいりました。
ご存知の方も多いですがわたしは山登りもするので「山」というと登る方にも捉えられるから
なかなか説明が難しいところ。 山のガイドをやる友人もいるし、いろんな「山」を知ったこのごろ。


この日は中村さんと、もうひと方林業に携わるOさんが先生。
Oさんのヘルメットには名前と血液型のシールが貼ってあってね、
言わずと知れた危険な職業なので、万が一の時用、だそうです。
(林業以外もあるだろうし、もちろん最近は血液型すぐわかるそうだけど)


内容としては、伐倒した木を運ぶためにまず道を整備することや
水脈にあたったり崩れた道の修正、刈り取った下草などの始末から、スギとヒノキの見た目の違い、
使う道具や装備の好みの話とか。いろいろ。


もちろん話してくれる二人の人柄もあるんだけど、面白くて。
天気も良かったから森の中も気持ちが良かったし、重機に触らせてもらったり
丸太の重心をさぐりながら担いでみたり(なかなかの重量w)しました。

そして木を切る「伐倒」ね。伐採、とか間伐、とかも聞きますが
伐倒の語感がかっこいいなあって思って聞いてました。
(去年の春に日光江戸村で刀の体験をしたときに行った「抜刀」と同音だし)


切る木を選ぶ選木作業も大切で、ときどき失敗するっていうのも可笑しかった。
表だけ見て切ったら、裏側を鹿にやられてたとか!ちゃんと見てw
木を倒す方向、その方向に何があって、スムーズに倒せるかどうか見極めて、いざチェーンソー。


大体一本30秒程度で倒すんだそうです。今回見せてもらったスギの伐倒は
ちょっと修正するね、ってOさんがちゃちゃっと修正して、狙い通りに倒れていきました。

ここまで説明も含めて、三本の木を切るんだけど、わたしは「樹木」が好きだから
林業の現場のすごい格好いいところと、命が一本消費されるんだな、という思いもありました。
ただ、「扱うのが自然物なだけで、工場と同じ。効率重視の世界」という部分も理解できました。
もっと日本の木を使いましょう!なんてよく聞くけど、なかなか使われてないのが実情とのこと。
消費者であるわたしたちが、林業を知ること、木と付き合う覚悟=楽しむこと が
とっても大事なんじゃないかと学んだ一日でした。
わたしは日頃から木の眼鏡を愛用しているので、この日からもっと愛着が湧いたし
(なんならまた新しいのが欲しいし)大切に使っていこうと思いました。


ああ長くなっちゃったけども、こんな機会が近くでいただけたなんてすごくラッキーだな!
と感じつつ、適度な緊張感もあって心地よい疲れ。


中村さんも他の業務で忙しそうだけど、こういう機会を何度か試してもらって
アミューズメント式林業体験会が広まったらいいなあ!

お話を聞かせてくださったお二人に感謝!


興味あるひと、一緒に行きませんか?ちょっと木を切りにさ🌲🌳 

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